松岡公認会計士事務所
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松岡式「税務のマメ知識」Vol.6

松岡式「税務のマメ知識」Vol.6

2011/05/20

【「株の損得」を繰り越すためには・・・】

 

 

2年前は、アメリカのサブプライムローン問題をきっかけに全世界の経済が悪化しました。

ご存知のとおり日本もその影響を受け、日経平均株価はバブル崩壊後の最安値を更新しました。

新聞紙面やテレビのニュース番組などで、株で何百万、何千万円の損失を出したという人を多く目にしました。

 

ところで、株の投資で利益を出した場合には税金がかかりますが、損失を出した場合にはどうなるのかご存知でしょうか?


実は、株の損失は「3年間繰り越す」ことができます。つまり翌年以降に株で利益を出したときに相殺することができるのです。

ただ繰り越すためには、ちょっと作業が必要となります。

 

その作業とは「確定申告」です。


通常、サラリーマンのように確定申告を必要としない人の場合でも、株の損失を繰り越すためには確定申告が必要となります。


「確定申告なんて面倒だな~」と思われるかもしれませんが、申告をして繰り越しをしておかなければ、株の損失はその年でバッサリ切り捨てられてしまいます。


ちょっと面倒かもしれませんが、その後、損失を取り返したときに「あのときちゃんとしておけばよかった」と後悔しないためにも、確定申告はキチンとしておいた方がいいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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