新入社員をどう活かす?
2012/05/15
4月からフレッシュな新入社員が入社した企業は多いでしょう。
夢や希望に燃えて社会に飛び込んできた彼らも1ヵ月経ち、次第に会社や先輩たちになじんできたころではないでしょうか。
一方で、慣れてくるにしたがって少しずつ彼らのアラが見えてきたり見えてこなかったり。
いつの時代も「最近の若いもんは」と言われてしまうものですが、今年の新入社員はどう扱えば彼らの才能を上手に引き出せるのでしょうか。
大切なのは「そこに理屈は通っているか」
空前絶後、未曾有の就職難を迎えている昨今、入社してきた新入社員たちは、いま世の中で働いている社会人たちが経験したことのないレベルの高倍率を勝ち抜いて内定を得た“意識の高い”学生たちばかり。
そんな彼らの能力をうまく発揮させられずに「新入社員の出来が悪くて」なんて言ってる上司がいるなら、なんとももったいない話です。
彼らは物心がついたころからパソコンがあり、携帯電話があり、知識や情報に関しては人類史上もっとも大量のインプットをしてきた世代です。
経験していないことでも、知識としては知っている、そのために効率や意義といったものを大切にします。
仕事をさせる、何かを伝えるにしても「そこに理屈が通っているか」を重要視する傾向があります。
ただ雑用係として「いいからやれ」とつらい仕事を押し付けるのではなく、なぜその仕事を頼んだのか、なぜ君に頼んだのかそこにはどんな意味があるのかなどをしっかりと伝えた上で、納得させてから仕事をふる。
心のなかで腑に落ちて作業に当たるのと、大きな疑問符を抱きながら働くのでは結果に雲泥の差が出る、それは新入社員じゃなくてもお分かりでしょう。
そろそろ5月病の季節。気分の落ち込んできた新入社員を見かけたら、先輩や上司がしっかりフォローしてあげたいものです。